自分が傷つけてきた人のこと

目を背けずに人生を振り返ると、自分が傷つけた人のことが、一人ひとり顔も声も背中も涙も思い出される。決して少なくないたくさんの人のこと。

しかも、わかっている。自身で傷つけたことをわかっている人はそのごく一部で、傷つけた張本人が気づくこともなく傷つけてきた人がたくさんいる。

今振り返り書き記している言葉も、読み返すたびに、この言葉はきっとあの人を傷つけている。この内容を書くことで、あの内容を書かないことで、この言葉を選んだことで、選ばなかったことで。そして、この書き込みですらも。

生きているだけで人を傷つけてしまうから、生きることが怖い。人と関わることが怖い。
目を背けなければその怖さはいつもそこにある。

でも、目を背けず振り返ったことを否定してはならない。生きたくても生きられなかった人がいる。それがエゴだとしても、それでも出来る限り人の喜びや幸せのために生きる。
つけた傷は癒えない。失った愛や信頼は戻らない。

それでも目の前の一人ひとりの笑顔や幸せのために生きることを、許してほしい。

まだ明日から、自身と過去と、出会った人々と向き合い、言葉をつむいでいく。

つむぐ

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