つむぐをつむいで

作品:馬場あやか様

2018年秋より、個人事業主としてのキャリアを始め、現在は某企業様にて人事採用支援を、とあるエージェント様の若手育成支援を、そして何より自身にとって生涯の仕事として捉えている個人のキャリアカウンセリングのお仕事をさせていただきながら、こうして新しい年を迎え、今を生きております。

採用の仕事から、より個の、お一人お一人に寄り添いお力になれる自分でありたい、そのためにエージェントという仕事を選び、四年半を過ごしてきました。そして、あの選択が間違っていなかったどころか、紛れもなく自身のやりたいこと、ありたい姿であることを、確信することになりました。

お一人お一人に寄り添う自分でありたい。共に悩み、共に考え、共に感じ、共に言葉を紡ぎ、その結果前を向いて進まれる方の背中を見守り、応援すること、いずれ私のことなど忘れ去られるとしても、それでもあの日あの時進んだ一歩でその方が幸せになるのなら、それほど幸せなことはないと思うのです。

この先どのようなキャリアを歩むのか、キャリアコンサルタントでありながら、自身でそれをわかっているわけではありません。またエージェントをする日もあるかもしれません。ですが、この先もいかなる形でも、私などでお役に立てるのならば、立てなくとも頼りにしてくださる方があるならば、一緒に悩み、考え、感じ、言葉を紡ぐことを通じて、お力になっていきたいのです。

これから私は人材紹介エージェントの形ではない、キャリアコンサルタントとしてやっていきます。転職はあくまで手段であり、日々の仕事やキャリアでの悩みや考えの整理をしたいときに、または、疲れてしまったときに、「あいつに話してみようかな」と思われる人であれたらと思っています。腰が痛いとき、肩が張ってるときにマッサージに行くように、気分を変えたいときに髪を切りにいくように、何かにすがりたいときに占いにいくように、仕事やキャリア、それにまつわることなんであれ、「ああ、あいつがいたな」と気軽に連絡していただけるような、そんな感じです。

そして、人事採用、人材紹介エージェント、それぞれ私自身思いのある分野で、人の幸せを願いながらも幸せに仕事ができていない人の多い仕事だと実感しています。そんな中でも私なんかを使ってくださる、尊敬できる大好きな方々のご支援の機会をいただき、自身も成長させていただいています。その成長は、これからの人生における、私自身の、そしてご相談いただく方の力になります。貴重なご縁とご期待に応えられるよう、深呼吸して、地に足をつけて、図太く、生きていこうと思います。

これからもお付き合いくださる皆さま、どうか温かく見守っていただけましたら幸いです。そして、お気軽にご相談ください。

そして、今回も笑顔で応援してくれているおかみさんに、心から感謝しています。いつもありがとう。

屋号は「つむぐ」と名付けました。

心に彩りと潤いを。豊かさを。
紡いでいきたい。
心と言葉と人と人とを。

長文失礼しました。
これまでありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願い致します。

2019年1月4日 江ノ島の海を前に、体育座りをしながら

川崎 拝